[GA4シリーズ]第6回 GA4のレポート -2-

GA4
2024.04.01

こんにちは。株式会社リプリーのリプコです。

前回は、「GA4のレポート -1-」として「リアルタイム」、「集客」、「エンゲージメント」をお伝えしました。今回は、「収益化」、「維持率」、「Search Console」、「ユーザー属性」、「テクノロジー」を説明していきます。

収益化

「収益化」セクションには、ウェブサイトやアプリの収益に関する情報を提供する複数のサブセクションが含まれています。それぞれのサブセクションが提供する数値や情報について説明します。

1.概要

「概要」レポートでは、ウェブサイトやアプリの収益に関する情報を見ることができます。

2. eコマース購入数

「eコマース購入数」レポートでは、eコマースでの購入数やアイテムに関する情報を確認できます。

3. 購入経路

「購入経路」レポートでは、ユーザーが購入を完了する経路やデバイスを確認できます。

4. 決済経路

「決済経路」レポートでは、決済経路及びデバイスの情報を確認できます。

5. アプリ内購入

「アプリ内購入」レポートでは、モバイルアプリ内で行われた購入に関する情報を見ることができます。

6. パブリッシャー広告

「パブリッシャー広告」レポートでは、外部パブリッシャーからの広告による収益情報を確認できます。

7. プロモーション

「プロモーション」レポートでは、特定のプロモーションやクーポンコードによる収益情報を確認できます。

これらのレポートは、ウェブサイトにおける収益情報を確認し、収益源や購入パターンなどのデータを分析することができます。収益を上げるための効果的な施策の検討材料の一つとして活用できます。

維持率

「維持率」は、ユーザーがサイトを継続して利用し続ける割合を示します。特定の期間内にサイトを繰り返し利用するユーザーの割合を把握し、その継続性を評価するのに役立ちます。

維持率はビジネスの性質にもよるので、一概に高いからいい、低いから悪いとは言い切れないかと思います。継続的に来て欲しいサイトであれば重要視すべき情報で、低い場合は維持率を上げるための施策を打つ必要があります。

Search Console

「Search Console」セクションには、「クエリ」と「Googleオーガニック検索レポート」が含まれています。これらのレポートでは、ウェブサイトの検索エンジンからのトラフィックや検索クエリを見ることができます。

1. クエリ

「クエリ」レポートでは、ユーザーがGoogleの検索エンジンで検索したキーワード(クエリ)に関する情報が提供されます。

2. Googleオーガニック検索レポート

「Googleオーガニック検索レポート」では、Googleのオーガニック(自然検索)検索からどのくらいクリックされ、どこにランディングしたか等の情報を確認できます。

これらのレポートは、ウェブサイトがGoogle検索結果でどのように表示されているか、どのキーワードがトラフィックをもたらしているかなど、検索エンジンからのトラフィックを知ることができます。これにより、検索エンジン最適化(SEO)の効果を評価し、サイトのパフォーマンスを向上させるための施策を考える材料となります。

ユーザー属性

「ユーザー属性」セクションには、ユーザーの属性や特性に関する情報を提供する複数のサブセクションが含まれています。それぞれのサブセクションが提供する数値や情報について説明します。

1. 概要

「概要」レポートでは、ユーザーの属性に関する情報が確認できます。

2. ユーザー属性の詳細

「ユーザー属性の詳細」レポートでは、ユーザー属性に基づいたより詳細な情報を確認できます。

3. Audiences

「Audiences」レポートでは、オーディエンスごとのユーザー割合や、収益等の情報を確認できます。

これらのレポートは、ユーザーの属性や特性に関する情報を知り、オーディエンスごとの傾向を把握するのに役立ちます。マーケティング戦略やコンテンツ戦略を特定のターゲットオーディエンスに合わせて最適化することができます。

テクノロジー

「テクノロジー」セクションには、ユーザーの利用するデバイスやブラウザなどを確認できるサブセクションが含まれています。それぞれのサブセクションについて説明していきます。

1. 概要

「概要」レポートでは、デバイス、ブラウザやOSといったユーザーの環境に関する情報を確認できます。

2. ユーザーの環境の詳細

「ユーザーの環境の詳細」レポートでは、ユーザー環境ごとの、より詳細なレポートを見ることができます。

これらのレポートは、ユーザーがどのような環境でサイトへアクセスしているのかを知る機会となります。デバイスやブラウザの利用状況を把握することで、ウェブサイトの互換性、パフォーマンス、UX向上に役立ちます。

こうして見ると、標準として備わっているレポートにもたくさんの種類がありました。GA4はデータ探索レポートが便利ですが、これらの標準レポートもきちんと活用していきたいものです。

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