こんにちは。
マーケティングコンサルタントのTです。
突然ですが、皆さんがインターネットを利用して買い物をする頻度はどのくらいでしょうか?
私もよくAmazonやZOZOTOWNなどの通販ECは利用するのですが、インターネットやアプリ上で何かを購入することは今や当たり前になってきています。
そんな中、実際は購入していないのに以前閲覧した商品や、購入した商品の関連製品がサイト上やメールでお知らせされるといった体験をした方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この技術はカスタマーデータプラットフォーム(CDP)というツールによって実現可能なものとなっています。
本日は、そんなCDPとは何か?というコラムになっています。
CDPは、例えば自社ECサイト、Amazon、楽天市場、UberEats、実店舗などあらゆる購入経路の異なるチャネルやソースから収集された顧客データを一元管理するためのツールです。
収集される顧客データは、オンライン上だけではなくやオフラインの購入や取引、ウェブサイトの行動など、さまざまなデータソースから取得/統合が可能ため、一貫性のある顧客プロファイルを作成することが可能です。
One to Oneのマーケティング活動ができることからマーケティング市場においてCDP需要は日々増加を続けており、企業がCDPツールを導入することはごく当たり前のことになっていくと予想されます。
CDPツールの導入がスタンダードになる以前は、あらゆる場面でデータ収集が行われる一方で、それぞれのデータを“1人のユーザー”として取り扱うことができず、各データが点在している状態になってしまうことが問題視されていました。
例えば、サイト登録時に得られた個人情報データ、実店舗でのPOSデータ、オンラインストアでの購買データ、Webの閲覧データなど、本来であればどれも同一人物のデータでありながら、別々のデータベースに情報が保存されており、1人のユーザーとして認識することができなかったのです。
そんな問題が解決できる、異なるチャネルやソースから得られる顧客データの一元管理ができるCDPツールはマーケティング市場において大変重要な役割を担っていると言えます。
他にも、CDPツールには様々な機能があります。
下記は大きな特徴の一例ではありますが、いくつかご紹介いたしますね。
まず、統合された顧客データを分析し、個々の顧客に合わせたパーソナライズされたメッセージやサービスを提供するための基盤作りをすることができます。
例えば、特定のセグメントの顧客に対して個別のオファーや割引を提供したり、関心のあるコンテンツを配信したりすることが可能です。
このように、顧客の好みやニーズに合わせたターゲットマーケティングを実施することで、顧客体験を向上させることができます。
また、マーケティングキャンペーンの効果を測定し、ROI(投資利益率)を追跡するためのデータを収集することも可能です。
顧客データを統合することで、どのキャンペーンが最も効果的であったかや、どのチャネルが最も効果的であったかなどを把握することができます。これにより、マーケティング戦略の改善やリソースの最適化が可能となります。
冒頭の例に挙げたように、顧客の行動や嗜好に基づいて、適切なタイミングで顧客に対してメッセージや情報を配信することもできます。
CDPを使用することで、大切なお客様との関係を強化するためのタイムリーなエンゲージメントが可能となり、顧客が関心を持つタイミングで的確なコミュニケーションを行うことができます。
このように、CDPは顧客理解の深化や顧客データ活用の幅を広げるための基盤として必要不可欠なツールと言えます。
当社はどのツールを選択したら良いかなど、スタートの段階からのご相談にも対応させていただきますので、是非お気軽にお問い合わせください!
CONTACT