データを支配する力「BIツール」の登場

BI DX
2023.08.24

こんにちは。
マーケティングコンサルタントのTです。

弊社はSaaSサービスの導入運用支援をはじめ、さまざまなご相談をいただくことが多いのですが、
最近は「マーケティング指標を可視化したい」「スプレッドシートで管理している週次レポートや月次レポートをもっとわかりやすくしたい」といったご要望をいただくことが多くあります。
業種業態に関わらず、”社内のDX化” ”業務効の率化”という問題に、どの企業も積極的に取り組んでいるということを実感しています。

本日は、そんな ”DX化” や ”業務効率化” といったトレンドには欠かせない ”BIツール” を簡単にご説明いたします。

“BI” は “Business Intelligence” の略語で、ビジネス上の意思決定や戦略策定に関連する情報を収集、分析、活用するプロセスを指しています。

この、データを活用して意思決定や戦略策定をサポートするためのツールやプラットフォームの総称を”BIツール”と呼んでいます。

BIツールは、ビジネスデータを収集、分析、可視化し、意思決定プロセスをもっとスムーズに、更に強化するためのソフトウェアツールです。
これらのツールは、データを基に次のビジネスアクションを決めたり、意思決定を行ったりするアプローチを支援し、経営やマーケティングを行っていく上で傾向を見抜いたり新な気づきを得ることを容易にします。


BIツールの主な機能には以下のものがあります。

1.データ収集と統合をする機能
さまざまなデータソースからデータを収集し、統合することによって、異なるデータソースからの情報を一元化して分析できます。

2.データ可視化機能
ビジュアルダッシュボードやチャート、グラフなどを用いてデータを直感的に可視化できます。これにより、データの傾向やパターンを迅速に理解できます。

3.リアルタイムデータ分析機能
リアルタイムでのデータ分析により、データのトレンドをリアルタイムで監視できます。

4.予測分析
これは一部のBIツールに搭載されている機能なのですが、AIによりビジネス動向の未来を予測し、戦略的な計画を立案することもできます。

これだけでも、
「今まで俗人的な作業によりグラフを作成していた」
「分析できる人材が不足していたので、戦略が立てられない」
といった企業の皆様には大変魅力的ではないでしょうか…!

また、BIツールを導入することで、下記のようなメリットも考えられます。

1.意思決定の向上
今まで上手に可視化できていなかったデータが表面化してくることで、データに基づく意思決定を支援し、効果的な戦略の策定が可能になります。

2.効率性の向上
「毎月のように月初めの営業日にレポートを更新している」「データ分析をするのに、都度ローデータをエクスポートする必要がある」などの手間がなくなることからプロセスの効率性を高め、コスト削減やリソースの最適化が可能になります。

3.競争力の向上
リアルタイムなデータ分析、正確なデータから得られる気づきや洞察により、競合他社に対して優位性を確立することも可能です。

4.カスタマーエクスペリエンスの向上
社内経営などの指標だけではなく、マーケティング指標など様々なデータの可視化もできることから、顧客の行動とニーズに関する情報を活用し、カスタマーエクスペリエンスを向上させることが可能です。

このようなメリットから、BIツールは単純に「業績を伸ばしたい!」といったような漠然としたお悩みを解決するような鍵にもなり得るのです。

ただし、BIツールを導入するには、いくつか考慮しておくべき点がございます。

例えば、「導入前にビジネスの目標と要件を明確にする」ということです。
せっかくBIツールを導入しても、達成したい目標や会社全体の方針が未決定ですと、
多大なコストを投入して導入したBIツールが期待している効果が出ない、といったことがあります…。

具体的には、
「来期の売上を○%伸ばしたい」
「WEB広告のPV数を×%伸ばしたい」
などや、
「業務効率を上昇させ、社員の残業時間を○時間程度短縮したい」
といった部署内での目標でもよいでしょう。

弊社では、上記のような「潜在化している課題」を見つけるところから、支援が可能です。

「手作業をなくしたい」などといった小さな問題から、ヒヤリングによって課題を表面化させていくこともご支援のひとつですので、お気軽にお問合せくださいね!

お問い合わせ

CONTACT