こんにちは。株式会社リプリーのマーケティング担当です。
前回のコラムでは、HubSpotの主要な機能や特徴についてご紹介しました。
まだお読みでない方は、ぜひこちらの記事から前回の内容をチェックしてみてください。
これまでに、HubSpotの様々な機能についてご紹介してきましたが、今回よりこれらの機能の一つ一つに焦点を当て、深く掘り下げてご紹介していこうと思います。
本稿では初めに、HubSpotの顧客管理機能となる「CRM」についてご紹介します。
HubSpotのCRMでは、顧客のメールアドレスや所属企業、電話番号などの基本的な顧客情報をはじめ、メールの開封、ウェブサイトの閲覧など、顧客に関わるあらゆるデータを一元管理をすることができます。
事業に関する主要なデータとして、コンタクト(顧客情報)、会社情報、取引(商談)、チケット(サポート情報)があります。
これらはHubSpotにおける「オブジェクト」と呼ばれ、そのオブジェクトの中には、プロパティやレコードという形でさまざまなデータが格納されています。
これらのデータが相互に紐づいているため、顧客の全体像を瞬時に把握できスムーズに連携することができます。
次にHubSpotのCRMを活用した主要な機能についてご紹介いたします。
これらの機能は単なる顧客情報の管理に留まらず、顧客のニーズを正確に捉え戦略的なアプローチをすることで、次に取るべき最適なアクションを明確に定義できるようになります。
HubSpotのCRMでは、顧客が自社のウェブサイト/配信したメール・広告などでどのような行動を取ったのか、を追跡しデータとしてCRMに蓄積することができます。
例えば、その顧客がどのコンテンツに関心を示したのか、どのメールを開封しリンクをクリックしたのか、といったデータを自動的に蓄積してくれるため、顧客の興味関心の度合いを把握でき、最適なタイミングでアプローチすることができます。
これにより、特定の商品ページを何度も閲覧しているリードには関連するメールを配信することで、成約の可能性を高めることができます。
上記の内容は、CRM(顧客管理)>コンタクト>該当のコンタクトを選択後、「最近のアクティビティ」から確認することができます。

HubSpotのCRMには顧客との円滑なコミュニケーションをサポートするための様々な機能が備わっています。
例えば、顧客と簡単にミーティングのスケジュールを調整することができます。
ミーティングリンクの発行ができ、リンクから顧客自身に日程調整してもらうことができるため、営業担当者が手動で日程調整を行う手間を削減してくれます。カレンダー同期機能では、事前にGoogleカレンダーやOutlookカレンダーと連携しておくこともでき、顧客との打ち合わせ予定を自動でカレンダーに登録することができます。
上記の内容は、設定>全般>カレンダータブから、カレンダーの同期やミーティングリンクを発行することができます。

HubSpotにおける「プロパティ」とは、「コンタクト」「会社」「取引」「チケット」などのCRMのオブジェクトに紐づく具体的なデータ項目のことを指します。
このプロパティには、氏名・電話番号などデフォルトで用意されている標準的な項目と、独自のビジネスプロセスや情報管理に必要な項目を自由に作成できる、「カスタムプロパティ」があります。
カスタムプロパティを作成すると、特定のマーケティングキャンペーンの成果測定/顧客の特定の行動を追跡など、ビジネスに特化したデータ管理ができ、顧客の興味や課題を分類することができます。
これにより、顧客のあらゆる情報に基づいて一貫したアプローチを実行できるため、営業活動の質が高まると同時にマーケティングの精度も向上させることができます。
上記の内容は、設定>データ管理>プロパティ>オブジェクトタイプを選択後、「プロパティを作成」から作成することができます。

今回はHubSpotのCRMについてご紹介いたしました。
これらの機能を活用することでマーケティング活動を効率化、また顧客満足度の向上とそれに伴う収益性の向上に繋げることができます。
弊社では、HubSpotの導入から活用まで、お客様のビジネスに合わせた一貫したサポートをご提供しています。「HubSpotを導入したいけれど、何から手をつけていいか分からない」といったお悩みも、きめ細かくサポートさせていただきますので、是非一度こちらからご相談ください。
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