[Looker Studioシリーズ]第2回 ~Looker Studioのグラフについて~

2024.07.26

こんにちは。株式会社リプリーのAです。

前回の記事では、Looker Studioの概要や基本機能についてご紹介しました。

今回は、利便性の高いグラフについて、特徴や使用例などご紹介します。

データ分析において、膨大なデータを前に、的確な意思決定や戦略を実行する、ということは企業にとってますます重要になっています。そこで、グラフを活用したデータ分析は必要なプロセスとなるでしょう。

Looker Studioでは、50種類以上のグラフが用意されており、データの種類や分析目的に合わせて適したグラフを選択することができます。

Looker Studioのグラフを活用し、データ分析することで、以下の事の実現が期待できます。

  • データを視覚的に表現し、理解しやすく記憶に直観的に可視化する
  • 有用な情報を獲得し、業務の効率化を向上させる
  • データを通じて課題や問題点を明確にし、意思決定をサポートする

折れ線グラフ

特徴:時間の経過によるデータの変化を視覚的に表現するのに適したグラフです。折れ線の向きや傾きにより、データの増減や変化の大きさなどを視覚的に分析でき、時系列に沿ってどのように変化しているか示すのに適しています。トレンドやパターンを簡単に把握することができます。

適しているデータ:

  1. 売上推移
  2. 成長率分析
  3. 曜日・時間帯別のアクセス数

使用例:

  • 自社製品の過去1年間の売上推移を分析し、売上の季節性を把握する
  • 特定の期間におけるデータの成長率を分析し、成長の速度や要因を把握する
  • ユーザーがどの時間帯にサイトにアクセスしているのか、時間経過によってアクセス数がどのように変化しているのか分析する

棒グラフ

特徴: データを棒状で表現することで、各項目の比較や構成比を直感的に理解できるグラフです。折れ線グラフなど、他のグラフ形式と組み合わせることで、高度な分析や各項目が全体のどのくらいの割合を占めているのかを分析することができます。

適しているデータ:

  1. 顧客数別推移
  2. 流入経路分析
  3. カテゴリー別売上

使用例:

  • 顧客数の月別推移を分析し、顧客獲得施策の効果を測定する
  • ユーザーがどのようなキーワードで検索してサイトに訪れたのか分析する
  • 各カテゴリーにおける上位TOP5などの売れ筋商品や、販売動向を分析する

円グラフ

特徴: 各項目の構成比率を表す際に活用できるグラフです。円グラフは項目数が少ない場合に優劣がはっきりイメージできる点で優れたグラフです。項目数が多い場合は、相対比較がしやすい棒グラフを利用するのが一般的です。

適しているデータ:

  1. 顧客属性
  2. 市場分析
  3. コンバージョン

使用例:

  • 顧客層別、性別別、地域別などの売上構成比を分析し、売上に大きく貢献している商品や顧客層を把握する
  • 企業別、製品別などの市場を分析し、競合他社との比較を把握する
  • どの広告掲載媒体が最も効果的なのか、顧客属性によってコンバージョン率に違いがあるのかなどを分析する

今回はLooker Studioで、利便性の高いグラフについてご紹介しました。

次回以降もLooker Studio機能や実践的な使い方、活用事例などお伝えしていきます。

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