GA4へ移行しないとどうなる?UAとの違いとは?

2023.05.31

こんにちは、マーケティングコンサルタントのTです。
今回は、今年7月にUAからの移行が迫ってきているGA4についてのお話です。

GA4のリリースに伴い、UAは23年7月1日以降の計測ができなくなることと、すでにUAで計測されたデータの閲覧が2024年1月1日以降のどこかのタイミングで閲覧ができなくなることが決定しています。

UAのサポートが終了すると、UAで設定している「ウェブサイトやアプリへの訪問者の情報」「どのようなチャネルから訪れたか」「どの地域から来たか」「どのデバイスを使用してアクセスしたか」「コンバージョンの達成状況」などのトラフィックの追跡が出来なくなってしまいます。
今までの記録を閲覧することは可能なのですが、新しい記録が更新されないということは最新の顧客データの損失となってしまい、絶対に避けたいところですよね。

とは言え、今この記事をお読みいただいている企業様の中には、「どのように移行したらよいのか」という移行作業に関する不安を抱えている方や、「今から移行作業をしても遅いのでは・・」と考えている方もいらっしゃると思います。
当社にも、そのような相談が多く寄せられています。

結論からお伝えしますと、
UAからGA4の移行がまだ未対応の企業様は、なるべく早急にご対応をしていただきたいです・・・!

そもそも、前提としてUAとGA4は同じGoogle社製品ではあるものの、その仕様は全く違うものとなっています。
データの取得条件や計測方法も異なっているのでUAで集計していたデータをGA4で見ようとすると数値に差が出てしまい、前年度の比較などのデータ引継ぎができない仕様です。
また、GAの画面上でのデータの見方も全く違うものとなっているので、今までUAで業務をしていた方は、GA4のUIに戸惑ってしまうかも知れません。

上記で挙げている他にも、UAとGA4には様々な違いがあります。
例えば、

  • UIの変更
  • 表記や定義などの指標の変更
  • データ計測の軸がセッション軸からユーザー軸へ
  • ウェブとアプリをひとつのプロパティで計測
  • 各種ユーザー行動を「イベント」として計測
  • 機械学習の導入
  • BigQueryとの連携が標準で接続可能に
  • 参照元情報が変更された場合や日付をまたいだ場合でもセッション期間が継続となる
  • エンゲージメント機能の追加
  • イベント作成機能の追加

などです。
UAとの多くの違いも勿論役立つ新機能も多く搭載されていますので、現在UAを使って業務をしている企業様には、現在保有している大切な顧客データを守るためにも、是非少しでも早く移行へのご計画を立てていただきたいのです。

次回以降に詳しくご説明いたしますので、楽しみにお待ち下さい!

当社では、ご相談を寄せてくださった企業様のビジネス目的やウェブサイトの特性を把握し、GA4の設定や運用までをご支援することが可能です。
ですが、UAからGA4への移行は、その難易度や所要時間はプロパティの複雑さや要件によって異なってきてしまいます。
UAのサポート終了までに導入が間に合わなかったお客様へのご対応も承っておりますが、そういった理由からお早めにご相談いただきたいと思っています。

UA停止によりお困りの企業様はもちろん、まだGA自体を導入されていない企業様も、是非この機会に導入をご検討ください!

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