「GA4のここがスゴイ!」UAサポート終了間近の今お伝えしたいこと

2023.06.16

こんにちは、マーケティングコンサルタントのTです。
今回は、前回に引き続きGA4についてのお話です。

前回のコラムでは、
UAからGA4への移行についてお話させていたしましたが、今回のコラムは「結局GA4って何なの?」ということについて詳しくご説明いたします。

GA4とは、Googleが提供しているウェブ分析サービスの名称です。
Google Analyticsは2005年リリースされ、その中で何度も変遷を遂げ現在に至ります。
昨今、デジタル領域でマーケティングをしていく上ではリアルタイムな顧客データが必要不可欠になってきており、業種業界問わずGA4の注目度はますます高まりを見せています。

では、そんなGA4にはどんな特徴があるのでしょうか。

以前のバージョンであったUAとGA4の大きな違いは、クロスデバイストラッキングが可能になったことです。
近年、スマートフォンやタブレット端末の普及やコロナ禍のテレワーク導入により、デジタル化はますます広がってきています。
日本では、複数デバイスを使用する消費者のうち、3台以上保有する人の比率が50%以上にも上ると言われています。
従来であればインターネットはPCで閲覧し、その後の購入や申し込みもPCから直接行われる傾向にありましたが、複数のデバイスを所持することに伴い、この流れは複雑化しています。
スマートフォンで情報収集を行い、タブレットやPCで比較検討を行い、再度スマートフォンから購入するといったケースも起こり得ます。
このように、デバイスを跨いだユーザー行動の多様化により、PCやスマートフォンの1デバイス経由のユーザー行動だけを把握すればいいということではなくなり、様々な視点で分析することが求められるようになりました。

そこで、GA4では、ユーザーが複数のデバイス(PC、スマートフォン、タブレットなど)を使用してウェブサイトやアプリにアクセスする場合でも、ユーザーの行動とエンゲージメントを異なるデバイス間追跡できるクロスデバイストラッキング機能が追加されています。
UAではクロスデバイスの分析は制限されていたため、より現代社会のライフスタイルに寄り添った形での分析や解析が可能になりました。

他にも、GA4の機能にはいくつかの特徴がありますので、いくつかご紹介します。

1つ目は、ユーザーエンゲージメントの計測方法についてです。
従来の計測方法は、ページ単位にセッションを軸とした計測を行っていました。
ユーザーがウェブサイトを回遊することなく、訪問ページで離脱することを直帰と言いますが、以前の計測方法だと、例えば「欲しい情報を得られず、1ページのみを見て離脱したセッション」と「見たい動画や欲しい情報を30分見て離脱したセッション」は同じものとしてカウントされていました。
これでは、正しいユーザー行動を把握することは難しく、顧客の満足度に直結したWebサイト改善などの戦略を行っていくのが難しくなってしまいます。

こで、GA4ではセッションベースの直帰率という指標はなくなり、新しくユーザーエンゲージメントという指標が追加されました。
このユーザーエンゲージメントとは、ユーザーがクリックやスクロール、10秒以上滞在などページ内で一定の操作を行った場合に計測されるため、ユーザーの行動や質を今まで以上に正確に分析できるようになりました。

2つ目は、AIによる予測と洞察が可能になったことです。
従来のUAにおいても、機械学習の機能は存在していましたが、その機能はGA4にアップグレードされて以降、大幅に強化されました。
例えば、AIが、蓄積したデータから、〇〇日以内に商品を購入しそうなユーザーや、反対にサービスから離れてしまいそうなユーザーを予測し、それを知らせてくれるようになりました。
将来のユーザー行動の予測を知ることで、運用すべきカスタマージャーニーをいち早く実装することができます。

現在利用可能な指標は「購入の可能性」「アプリ内購入の可能性」離脱の可能性」「収益予想」の4つのみですが、現在トレンドになっているChat-GPTなどのAIチャットサービスなどの話題性なども鑑みると、今後Google Analyticsのこの機械学習の機能はますます進化していくことが期待されるでしょう。

長くなってしまいましたが、ここまで読んでくださった方には、GA4の必要性がご理解いただけたかと思います。
当社ではGA4の導入から運用までを一気通貫でご支援しています。
「導入したいけど、どの指標を使ってどうやって分析していったら良いの?」などのご要望についてもきめ細かくサポートさせていただきますので、是非一度ご相談ください!

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